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会報136号(2016.2)8頁

 (公社)富山県鍼灸マッサージ師会による会報136号(2016.2)8頁です。

全日本鍼灸学会中部支部 A.B講座 冷え〜病態と対策〜

 高岡支部 杉野 篤史

 12月20日(日)、全日本鍼灸学会中部支部A講座に出席致しました。 講師は、東京有明医療大学 保険医療学部鍼灸学科 川嶋 朗 教授。川嶋先生は、冷えの現代医学的病態及び統合医療的冷え対策(温活)をメインにご講演されました。冷えの原因として、若い人ほど冷えがある、冷蔵庫の普及、冷たいものの過剰摂取、エアコン、薄着(特に女性)、運動不足、ストレスなどが原因になると言われました。なかでも特に気づいた点が3点。

@熱中症になりやすい人は、冷え症の人
A温活(ゆたんぽ)を使用すれば、リンパ球が増加する。
BQOD(Quality Of Death)死に対して向かい合えばQOLが上がり生活環境が向上する。

 この他にも、軽度の低体温症は自然治癒力で改善される、低体温から、生活習慣病・癌・うつ症状が出現する可能性があるなど、興味深い講演を聞かせていただきました。川嶋先生、貴重なご講演ありがとうございました。

講演される川嶋先生
講演される川嶋先生