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会報140号(2018.2)30頁

 (公社)富山県鍼灸マッサージ師会による会報140号(2018.2)30頁です。

健康だより 11

第8回県民公開講座
健康長寿の処方箋・さらば生活習慣病

(学術部長 河合 由昭)

 11月5日(日)当師会主催の第8回県民公開講座が開催されました。健康科学研究所 所長で大阪市立大学 大学院 医学研究科名誉教授の井上正康先生をお招きして健康長寿の処方箋-さらば生活習慣病-と題した講演会を行いました。
 井上先生は癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者で、活性酸素を中心しとた専門書をはじめ一般の方々に向けた「血管ほぐし健康法」など多数ご執筆され、NHK「ためしてガッテン」や「世界一受けたい授業」などのテレビでもご活躍されています。早くから「予防医学」の研究と普及にご尽力されて、市民目線にたった健康法を熱心に唱えているユニークな先生です。

 井上先生をお招きすることに決めた経緯は、講師紹介サイトで生活習慣病をテーマにして探していたところ、井上先生が紹介されていて内容を見てみると「健康長寿処方箋」という講演タイトルのフレーズが「どっかで見た事あるなぁ〜」と、いろいろ思い出してみると全鍼師会から毎月届けられる「月刊東洋療法」のコラムを連載されている先生だと気づいたわけです。そういえば以前に、このコラムを毎月楽しみにしている林広報部長から「井上先生のお話が聞きたい!」と要望されていたことを思い出し、健康科学研究所のホームページから講演依頼のメールを送り、早速次の日OKのお返事をいただきました。

 講演は前半、過剰に発生すると癌、生活習慣病、老化等の原因になるとされている活性酸素のお話で、しかしこれがないと免疫力の低下、血圧の維持等ができないそうで、心身すべて中庸が大事であるとのことです。
 後半は、人は血管と共に老いるので動脈硬化の予防として血管マッサージを教えていただきました。この方法は動脈、静脈、リンパ管の循環がよくなりメリットとして・全身の活性化・リラックス効果・若さきを保つ・筋トレ効果・握力の増強につながるそうです。詳しいやり方は、当師会ホームページから講演の録画をご覧ください。
 講演後参加者から「いいお話だった。「大変為になった。」「もっと井上先生のお話を聞きたい。」等喜びの声が多数聞かれました。

 最後に井上先生から後日送られてきたメールには「薬や手術の時代は前世紀末で終わり、今世紀は鍼灸マッサージやリハビリを中心とする理学的医療と医食同源学の新世紀です。」という、うれしいお言葉が添えられていました。

講演される井上先生公開講座の受講者
講演される井上先生公開講座の受講者